「タートル流投資の魔術」って難しい!簡単な手法だけど真似はできない

タートル流投資の魔術

 
今日は、「タートル流投資の魔術」という本がテーマです。トレードの世界では有名なアメリカの凄腕トレーダー集団の話です。トレード手法はとってもシンプルで簡単なはずなんですが、実際にやってみると、すんごい難しいのです。
 
 
初心者の方が今すぐ真似するには、正直かなり難しいと思います。でも、「どういうことを考えているのか」「なぜそうするのか」、トレーダーの心理、市場の心理を書いてくれている貴重な1冊で、読む価値は絶対にあると思います。
 

 

「タートル流投資の魔術」のまとめ

 

 
 
カリスマトレーダー、リチャード・デニスとウィリアム・エックハートが、「素人を天才トレーダーに育てられるか?」という賭けをします。ほとんど未経験者だった23人が、たった2週間のプログラムで、巨額の利益をあげました。
 
 
この本は、そのプログラムに参加した最年少のカーティスさんが書いたお話です。
 
 

タートルズの手法とルール

チャートイメージ

タートルのトレード手法

順張り。
中長期のトレード。
 
 
・20日間の最高値・最安値を更新したらエントリー
・10日間の最高値・最安値を割ったらエグジット
 
 
色んな相場を見て(FXのような通貨だけじゃなくて、商品や株も全部)この条件に該当する市場を探して、取引します。
 
 

タートルの資金管理

・ユニットという計算方法で、取引1回あたりの損切りを調整する。
(損切りが深い場合は、ロットを減らす。)
・相関関係のある銘柄を同時に取引する場合は、ロットを減らす。
 
タートルの資金管理イメージ
 

取引ルール

・エッジ(優位性)のある取引=期待値がプラスになる取引をすること
・リスク管理=損切りの嵐にも耐えられるようにしておくこと
・首尾一貫せよ=計画は首尾一貫!
・シンプルであれ=シンプルなルールは複雑なシステムよりも長期にわたって持ちこたえられる
 
 
(詳細なトレード手法やルールは、本を読んでみてください。)
 
 

タートルズの手法は簡単だけど実践するのは難しい!

 
 
タートルの手法は、順張りです。トレンドが出たら、徹底的にその方向についていくスタイルです。これだとすごくシンプルで簡単に聞こえます。でも、実際やってみると、その難しいことったら!!
 
 
トレード手法はシンプルで簡単ですよ。でも、それを実際にやり続けることが、むちゃくちゃ難しいんです。
 
 
どこが難しいのか、チキンハートなびびりが解説してみます。
 

タートル流手法でエントリーするのが心理的に難しい

 
タートル手法は心理的に難しい
 
上がったら買う。高くても買う。
下がったら売る。安くても売る。
 
 
トレンドフォローの簡単な手法なのですが、これが初心者にとっては、心理的に難しいんです。
 
 
たとえば、上昇トレンドのとき、「買うなら、少し下がってきてから買いたいなぁ」って思わない?高値更新したタイミングで買ったらさ、そこが頂点で、落ちてしまう可能性ってありますよね?不安にならない?え?私だけ?いや、なるっしょ!
 
 
主婦的な感覚でいうと、「わざわざ料金が跳ね上がるGWや年末年始に、ハワイ旅行に行く」みたいな感じです。そりゃ、芸能人みたいにガンガン稼げてる人にはいいかもしれないけどさ、やっぱ普通の主婦の感覚としては、安いシーズンを待つよね!
 
 
土日出発日をずらして、
料金を安くしようとするでしょ?
そう、それが押し目買いだ!

 
 
(え?それはちょっと違う?いや、私の中では同じ括り(笑))
 
 
『押し目買い・戻り売り』がトレードの基本なのに、押し目を待たないのか???って、そこで軽く混乱します。そして不安に陥り、エントリーできなくなります。
 
 

MEMO
「押し目買い・戻り売り」とは?
押し目買いは、上がってる波が一旦落ちてきたところを買うこと。戻り売りは、下がってる波が一旦上がってきたところを売ることです。トレンドの方向に乗るので、順張りと言います。(反対に、流れに逆らう方法を逆張りと言います。)
 
 
押し目買い・戻り売りの意味が分からない人へ
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タートル流手法で具体的に検証してみた

たとえばの事例として、2012年の秋から冬のドル円の上昇トレンドで、うまくいったパターンで説明します。
 
 
タートルの手法だと、20日間の高値を上に抜けたら買うので、黒い☆マークあたりで買いです。でも、そのあと、オレンジの丸あたりに一旦戻ってくるんですよね。私は「含み益がしぼんでいくのを見るのは、猛烈にイヤ!」な、チキンハートのびびりなので、オレンジの丸を待ってからじゃないと、エントリーできないです。
 
 

 
 
「20日間の高値安値を抜けたら、その方向にエントリーする」というのが、タートルの手法の基本部分です。私は、「今は高いから、ちょっと安くなるのを待とう」と思う主婦的感覚の持ち主なので、非常にしんどさを感じるスタイルです。
 
 

普通の神経だと連敗に耐えられない

 
タートル手法の損切りが難しい
 
きれいなトレンドが出ることって、そうなかなかないです。だからこそ、いろんな銘柄を同時に取引するそうですが・・・
 
 
かれこれ3年以上はドル円見てますけども、私の感覚的には、相場でトレンドがでる期間は2割、残り8割。つまり、こうやってうまくいくのって、せいぜい2割の期間だけで、あとは損切りの嵐です。
 
 
この本の中では、どれだけ損切りが続いたのか(ドローダウン)の取引履歴やグラフも紹介されています。
 
 
その表をみた瞬間。
ドローダウン、でかっ!!
と心の中で叫びました。
(詳しくは、ぜひ本を手に取ってお読みください。)
 
 
それでも、最終的にプラスの収支になるのは、『トレンドが出たときに、徹底的に大きな利益をしっかり取る』ということをやっているから。それまでの損切りの分が取り戻せたからと、チキンな利確をしてないからです。
 
 
・・・しんどい。
私は、この損切りの嵐は無理。
 
 
なので、『タートルの手法は簡単なんだけども、損切り回数がものすごいために、初心者は実践するのは難しい』と私は思います。
 
 

投資を勉強したい人にオススメしたい1冊

 
 
この本、正直に言って、初心者には向きません。タートルの手法は、とてもシンプルで簡単だけど、真似するのが非常に難しいから。
 
 
でも、手元においててほしい。何年か経って、もう一度読み返すのをオススメしたい。カーチスの言葉の重みに、涙ちょちょびれますので。
 
 
私、本を読みながら、気になった文章のページは折り目を付けて、あとで読書管理アプリにメモとして記録してるんですが、そのメモがえらいこっちゃになりました。良いなと思ったページは折り目を付けるクセがあるんですが、その折り目が凄い数!(図書館の本や、あとで売ろうと思ってる本には、しませんけど。)
 
 

 
 
いや、そんだけ、「おお!!」と思う内容だったんです。ちょうど、この本を読んでたタイミングが、11月か12月のなかなかチャンスが来なくて取れない時期だったので、余計に心に響きました。
 
 

重要なのは、一貫性と自己規律。
ものごとが悪い方向に進んでも、
確たる自信をもって
その規律を守ることだ。

 
 

個人の成功を妨げるのは、客観的な現実ではなく、自分には不可能だと考えて限界を設けてしまうことなのだ。成功を信じられないからといって、一歩を踏み出さなければ、成功までの道のりに障壁を築くことになる。その障壁は現実よりもずっと厚い。

 
 

 
 
トレードの本なのですが、人生論を教えてもらってる気分にもなる1冊でした。私は、読み返しをしない本は図書館で借りてすませる派ですが、この本は手元に置いて何度も読み返したいと思いました。オススメです!
 
 

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